給付奨学金の趣旨とは何か?
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/900495057668587520
面白い「議論」が起きてますね。大学無償化が累進を促進するのではなく、逆分配になるのではないかという池田信夫さんの意見に対しての橋本徹さんの反論です。
累進がある限り、逆分配は起きないということですね。
これは橋本徹さんの言うことのほうが筋が通っていますね。だって、所得の多い人から多く税金は取るのですから。
野球選手とか年俸億を超えると半分ほど税金で飛ぶといいますし…
ただ、このことは無償奨学金が金持ちを助長する制度になるのではないかということが発端ではないでしょうか?
給付奨学金を与えるにも、「選別」をしないといけないです。なぜなら現在の政府は経済評論家の三橋隆明さんがおっしゃるように、プライマリーバランスを黒字化しないといけないという方針を採っていますから。また、世論の多くは優秀層に税金を使ってと要望していますから(そうしないと本来は自分ももらえるはずだったのにと考え納得できなくなる)。だからFランク大学に税金を出すなという「議論」が起こるのです。
このように正しい分配とは何かという議論が起こっているのですね。
では正しい給付奨学金の姿とはどうあるべきか?
私は「選別」は必要であると考えています。
今回の給付奨学金の趣旨は救済というよりは、貧困で将来日本のために尽くしたいと考えている人にもチャンスを与えることです。この事業は骨太の方針に則り進んでいます。
xn--y3qt1c2y2aq3bsye79bp0x1k5f.net
なので、将来国を担うものに対し、奨学金を支給するべきです。そのため、生活保護などの福祉とは今回の制度は意味合いがまったく違うと考えます。
なので今回の給付奨学金については今のところ私は「選別」が必要と考えます。
この分野は意見が分かれるところなので、この考えが絶対とは言えません。なのでこれらに関する情報があれば、また報告したいと思います。
それではまたどこかで。
盾正